トビタテ!留学JAPAN 9期生 J-45Maoのブログ

トビタテ!留学JAPANを利用してメルボルン大学に留学しているMaoと申します!これから、約一年間メルボルンでの生活について簡単に書いていけたらと思います。 質問はtobitatej45mao@gmail.comまでお願いします。

10分で理解できるトビタテの2次審査対策~面接準備編~(2)

トビタテの2次審査の面接に対策について詳しく書いていきます。

前回の記事の方で、ザックリとした面接対策を書いたのでぜひ見てくださいね!

↓トビタテの2次審査の概略です

http://j-45maoacoustic.hatenablog.com/entry/2019/04/21/135920

さて、面接の対策ですがこの面接では100%の確率で聞かれる最初の質問「留学計画について教えてください」という質問に回答するための、「留学計画を説明する資料の作り方」を書きます。

1.プレゼンの大枠を組み立てる

さて、私自身プレゼンテーションが苦手で今でも苦労しているのですが、トビタテの試験は何とか突破できたのでその際に考えた話の組み立てを教えます。プレゼン時間は4分間しかないので、留学計画書及び自由記述からかなり絞らないといけません。

1枚目:問題提起 (40秒)

2枚目:問題解決方法(60秒)

3枚目:解決方法具体化(70秒)

4枚目:解決の結果に得られるもの(50秒)

5枚目:まとめ(15秒)

合計:235秒(3分55秒)

私はこんな感じでプレゼンを組み立てていきました。それでは、1枚目から順番に解説していきます。

2.細部の構成について

1枚目の問題提起のスライドは、「自分が留学をしよう!」と思った背景を説明しましょう!このスライドは一般論→自分自身の身近な話に持っていくと、説得力が出ますよ!でも「一般論は新聞とか国が出しているデータ(新聞とか環境省とか)で示せるけど、身近な話とかないよ…」って人に向けて、私の例を書いておきます。

例えば私の留学は水処理の研究留学でしたので、「なぜ水処理を研究しようと思ったか」を一回洗い出しました。洗い出した結果、「世界の水不足を解消したい!」→「水処理の研究をしたい」と考えていることが自分でもよくわかりました。

ここで大切なのは、さらに「なぜ水不足を解消したいのか」というなぜ?を繰り返すことです。この結果私は、「子供のころにVolvicの1L for 10LというCMを見て、自分と年が大差ない人間が水不足に苦しめられているという事実を見て水不足を救いたいと思った。」という自分の核の部分について話すことが出来ると、話に信憑性が出ますよ!(別に皆さんが嘘をついてると言うわけではないですよ笑)また、出来たらここの部分は「将来的にこれは日本にもダメージを与えるよ!」という点まで持っていけると理想ですね。トビタテの求める人物像が「日本の産業界等に貢献できる人材」ですから。

 

この考えををスライドに一般論の部分のインパクトのある写真短い文で説明するといいかもしれません。文章は「いま世界でこんなことが起きていて~(具体的に)また私自身、こういう点に衝撃を受け~ひいてはこれは日本の~という問題に~」という風に書いてあげると、問題提起の部分はよろしいと思います。

最初はインパクトが一番大切ですからね!研究とかの緒言って一般論→この研究はここがすごい!(自分自身の経験)って流れですからね。(間に先行研究の調査が入りますが)

この流れは読者の頭に入りやすいのだと考えています。

 

2枚目の構成は計画書などに書いた自分の問題解決の手法を書いてあげればいいと思います。「私は(1枚目の問題)の解決に向けて、現在こういうことを専門にしています。ただ、現在の日本において、この分野は~」というふうに、「いまの日本ではこの問題を解決するには不十分である」という点を言いましょう。これを言えないと、「海外に行く理由」が言えないですからね。かならず日本での問題点と海外の優位点を言いましょう。

 

3枚目の構成も計画書に書いたものを説明すれば大丈夫です。この際には期間とやることを具体的に書きましょう 例:「2月~3月はこの研究における、先行研究調査および装置の測定方法の習得を行い、4月~5月は研究テーマを決定し、測定データを~」

ここを具体的に書いておくと「この人はビジョンが見えているな!」と感じてくれること間違いなしですよ!

 

4枚目は3枚目の活動の結果、自身が得られるものと日本の産業界に貢献できることを書きましょう!

自分が得られるものは容易に想像できそうですが、産業界への貢献って難しそうですよね…

そういう時は、自分の20年後の姿を想像して下さい。おそらくこの記事を見ている方は20歳前後ですので20年後は40歳くらいだと思います。40歳って一番働き盛りで、ある程度の裁量権がありいろんなことができると思います(あくまで私の意見ですので悪しからず)。40歳のころに自分がプロジェクトを指揮しているイメージついてきません?そこで、自分が何をしているのか、何をしていたいのか?をイメージするといいですよ!この時便図などのグラフを利用すると、頭の中を整理しやすいですし、見ている人にも伝わりやすくなりますよ!

 

5枚目はこれらを踏まえて、最後に結論を大きい文字かインパクトのある図で示すといいですよ!

 

いかがでしょうか?少しは役に立てれば幸いです。

次はグループディスカッションについて書いてみます!